2014年10月28日火曜日

Today's Report FILM 「“科学”を入口に“人間”を深く考察する東京国際映画祭コンペ参加作『1001グラム』」


1001 Grams/ Ane Dahl Torp BulBul Film/ Pandora Filmproduktions/ Slot Machine Photographer John Christian Rosenlund (C)

24日の審査員記者会見でバングラデシュ・プレスの記者も引用していたが、今年のコンペ部門選出作品の共通テーマは「追い詰められた人々」なのだそうだ。ノルウェーを代表する監督ベント・ハーメルによる本作はしかし、およそそういう空気とは無縁にスタートする。ヒロインのマリエは国立測量研究所に勤務し、日々様々な測量研究や検査を淡々と行っている。その均一な足取りやまっすぐな立ち姿からは、彼女の規則正しい生活や研究員としての優秀さがうかがえるが、どうやら彼女は離婚直後であるらしい。寡黙な人物設定に加えて映画としても説明台詞をそぎ落とした作りのため、彼女の心のうちは語られないが、研究所や一人で住む一軒家の大きさは、画面に冷え冷えとした寂寞感を与えている。

そんな折、やはり研究者である父が倒れ、マリエは彼の代わりにパリでの標準器会議に出席することになる。1000グラム、つまり1キロの重さを示す「原器」は世界各国で一器ずつ保管されていて、この会議の折にパリで検査を受けるのだという。ガラスを含め何重にもなった厳重なケースに入れられた1000グラムの原器を持って、マリエはパリへと向かう。会議では1879年に定義された「キログラム」の新定義を巡る発表があったり、20年ぶりに金庫から出された昔の原器を皆で注意深く見学したりと、多くの観客にとって“知られざる”ものであろう世界が描かれる。

このまま映画は科学世界に光を当てて行くのかと思いきや、突然小さな事件が起こる。帰国したマリエが前夫を見かけて動転し、深夜に車を走らせて事故を起こしてしまうのだ。大破した車からはあろうことかノルウェー国の「原器」が放り出され、もちろん、ケースの中のガラスカバーは割れている。どうしたものか…。無口なままのマリエだが、その目の下のクマからは焦燥がありありと見て取れる。ケースの修理のため、何はともあれ再びパリに飛ぶマリエ。その日はあいにくの休日で研究所は閉まっていたが、「捨てる神あれば拾う神あり」。いくつかの偶然を経て彼女はささやかな幸せを得ることになる……。

科学(物理学)の世界を描いた本作には多くの数字や無機質な空間が多出するが、生前の父が発する台詞やラストの数分間の会話を聞けば、測量も実は人間の「主観」から生まれたものであり、映画自体、科学を入口として「人間」を考察する試みであることがわかる。人は様々に生きているようでいて、同じように孤独を噛みしめ、誰かと心を通わせることで希望を得てゆく。そんな普遍的な「人間」の姿を静かに、そして最後にちょっとしたユーモアを交えて描いてみせる本作。実に巧い作りだし、堂々としながらも寂しさを湛えたヒロイン役アーネ・ダールトルフ、登場の度にどんどんいい男に見えてくるフランスの元研究員役ロラン・ストッケルの演技にも引き付けられる。30日にもTOHOシネマズ日本橋会場で上映の予定だ。

2014年10月26日日曜日

Today's Report FILM「名シェフの味」を1000円以下で。東京国際映画祭のキッチン・カー「東京映画食堂」



金坂真次のキッチンカー。Photograph:Marino Matsushima

イベントにおける「食」の質とヴァラエティは、そのイベント自体の満足度にも直結するポイントだ。東京国際映画祭のメイン会場である六本木ヒルズはもともと多くの飲食店を擁し、選択肢には事欠かなかったが、今年はさらにスペシャルな企画が登場。日本を代表する5人の有名シェフによる、期間限定(10月24日~31日)のキッチン・カー「東京映画食堂」である。

1階のヒルズアリーナを取り囲むように並ぶのは、和食の金坂真次(鮨かねさか)、松久信幸(
NOBU TOKYO)、中華の脇屋友詞(Wakiya-笑美茶樓)、イタリアンの片岡護(リストランテ アルポルト)、そしてフレンチの須賀洋介のキッチン・カー。それぞれ3~4品を準備し、売り切れ次第終了する。メニューはいずれも1000円以下と手ごろで、今まで彼らの料理に触れたことが無くとも気軽に“トライ”できるのが魅力だ。
24日昼に行ってみると、平日ということもあってかまだ長蛇の列というわけではないが、片岡ら、雑誌等で見慣れた顔が車の内外で笑顔で応対。片岡のキノコ入りボロネーゼのキタッラ(パスタ)850円と、松久の松茸ご飯最中(500円)を買ってみた。ゆで時間5分強を待って車の窓から受け取ったパスタはキノコのうまみがボロネーゼソースに行き渡り、讃岐うどんのような腰のあるキタッラにほどよく絡む。コンビニの肉まんのように小さな白い紙袋に包まれて出てきた最中は、NOBUと焼印が押されたスペシャル仕様。最中とご飯のマリアージュはなかなか思いつかない発想だが、よくありがちな、舌にはりつくような最中ではなく、ぷりっと噛みごたえのある最中の中にややねっとりとしたご飯が入っていて、面白い食感が楽しめる。

キノコ入りボロネーゼのキタッラと松茸ご飯最中 Photograph:Marino Matsushima
両者とも量はかなり少な目で、パスタは通常の外食パスタの8割程度の量。最中のほうは女性の手のひらにすっぽりおさまってしまう大きさだ。おそらく、1000円以内という「手ごろな価格」を優先した結果のサイズなのだろう。日本を代表するシェフたちの味を一度に、それも気軽に楽しめる機会はそうそうあるものではないので、ここはお味見と割り切って、なるべく多くのメニューを買って家族や友人でシェアするのはいかがだろう。

2014年10月25日土曜日

Today's Report FILM 「キーワードは“希望”。東京国際映画祭コンペティション部門審査員記者会見レポート」(2014.10.24)




左から品川ヒロシ、デビー・マクウィリアムズ、エリック・クー、ジェームズ・ガン、ロバート・ルケティック、イ・ジェハン (C)Marino Matsushima
昨日から始まった第27回東京国際映画祭だが、今回のコンペ部門審査員は若手が目立つ。若い感性を持った彼らはいったいどんな視点で映画を「審査」しようとしているのだろう。二日目となる2411時からの審査員記者会見に出かけてみた。

スクリーン前に並んだ椅子に腰かけたのは、審査委員長のジェームズ・ガン(『スクービー・ドゥー』脚本、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督)と、ロバート・ルケティック(『キューティー・ブロンド』監督)、イ・ジェハン(『私の頭の中の消しゴム』監督)、エリック・クー(『私のマジック』監督)、デビー・マクウィリアムズ(『007シリーズ』キャスティング・ディレクター)、そして品川ヒロシ(芸人、『漫才ギャング』監督)の6人。カジュアルな空気の中、それぞれに挨拶をしたのち、質疑応答が行われた。

ジェームズ・ガン審査委員長「おはようございます。まだ1日半しか東京に滞在していませんが、ここでの時間を満喫しています。これまでも他の映画祭で審査員グループと仕事をしたことがありますが、今回のメンバーはとても仲間意識が強く、フィーリングもぴったり。一緒に審査するのがとても楽しみです」

イ・ジェハン「今回、映画祭審査員に選ばれて大好きな日本にまた来れたことが非常にうれしいです。ここで映画の仕事をしたこともあり、東京は自分にとって大事な都市。今回のメンバーは和気あいあいのムードで、これから彼らと審査ができることが非常に楽しみです」

ロバート・ルケティック「プレスの方々にようこそと申し上げます。なぜなら、プレスの方々が外に真のメッセージを伝えて下さることで、この映画祭が本当に国際的なフェスティバルになるからです。来日は二回目だが日本は大好きな国です。この映画祭はその大好きな日本を象徴するものだと思います。これからの審査が楽しみです」

エリック・クー「日本は私にとって特別な国です。1997年の私の2本目の作品以降、私の作品を上映してくださっているからです。また、私はずっと日本の漫画に魅了されており、『TATSUMIマンガに革命を起こした男』も公開予定なのでそれも楽しみ。招いてくださって感謝しております」

デビー・マクウィリアムズ「今回が来日2回目となります。ハンサムな監督たちに囲まれてとてもエキサイトしています(笑)。紅一点なので、自分の声を大きくし、意見をしっかり言わせてもらおうと思っています。世界各国から映画が届いている映画祭は、旅をする場でもあります。私たち審査員の責任は重大だと認識しながらみんなでいい仕事をしたいと思っています」

品川ヒロシ「品川です。みなさんお忙しい中有難うございます。東京国際映画祭は以前からすごい国際映画祭と思っていたけど、実際に昨日から参加してみて、パーティーからレッドカーペットから本当にテンションがあがっています。最初に審査員のお話をいただいたとき、普段芸人をやっているので「また文化人ぶりやがって」と仲間に言われるなあ、どうしようかと思いましたが、すごい皆さんとご一緒できることがわかり、揶揄されてもいいやと思って引き受けました。これからこのメンバーで話し合っていくのが楽しみです」

〈質疑応答〉

(バングラデシュ・プレスより)――プログラミングディレクターの矢田部氏は、「瀬戸際に立つ人たち、経済的、政治的な問題でどこにもいけないような状態にいる人たちがどのような人生をたどっていくかを考えるうえで、映画祭の意味がある」ということをおっしゃっていましたが、今回審査員の皆さんはどんな視点でどう審査してゆくのですか?

ロバート「今、人間が置かれている立場は世界どこでも危機的だと思う。政治、経済、個人的問題であろうとみんなある意味崖っぷちだ。その中で、映画はメッセージとして大きな希望をもたらしてくれると思う。今の世の中で、何らかの形で心を打つ、希望を持たせるというテーマはとても大事ではないかと思っています」

エリック「たぶん他のメンバーもそうだろうが、シンプルなフォームでありながら心に直接的に語ってくる、感性に訴えてくるような作品を自分は探している。これは主観的なことだが、今回のメンバーはみんなフィーリングが似ていると思う。エモーショナルな作品を求めています」

品川「僕はこの中で一番キャリアが浅いのでお客さんに感覚が近いし、映画はお客さんのものだと思うので、なるべくお客さんの気持ちで観て面白いと思ったものに意見を言って、音がとか光がというのはそのあとの話。なるべくちらしとか資料を見ないで映画を観て、皆さんと話し合って決めていきたいなと思っています」

イ・ジェハン「僕はあまり考えないようにしている()。監督は自分の世界に閉じこもる仕事だけど、今回は他の人々が作った世界をフィーリングを持って観たい。今の会見の後に最初の作品を観ることになっていて、それが楽しみ。もう一つ言うと、自分的には監督業とは違う個人の立場で、今まで見たことないような作品に心を打たれたいと思っています」

デビー「通常、私たちは“これは自分の好みだろう”と思われる映画を観に行くわけだが、今回に関しては何を観るか全然知りません。ある意味チャレンジだと思う。既成概念を変えてくれる、あるいは自分が経験したことないような経験をさせてくれる映画かもしれない。このコンペ部門では皆さんご存知の通り1000本以上の応募から15本が選ばれているわけだが、今回は何の広告もなしに自分のイノセントな気持ちで見せられる。それが自分の心を揺さぶるかもしれない、何か新しいことを教えてくれるかもしれない。人間は居心地のいいところにいたいものだが、もしかしたら今回の15本によって全然違う場所を見ることができるかもしれない。そういう意味で楽しみにしています」

ジェームズ「とてもシンプルです。自分が観た中で一番好きなもの。自分が知らなかった世界に飛び込み、新しい発見ができる。自分をより理解できる。一緒に行った人をより理解できるようになるというのが映画の良さだと思う。すべてを忘れて違う世界に連れてってくれる映画が好き。みんな違う答えをもっているけど最終的には同じところに落ち着くのではないかと思っています」

(フリーランスジャーナリスト)――ジェームスさん、今回なぜ審査委員長を引き受けたのですか?日本の文化に興味があったのでしょうか? 

ジェームズ「確かに僕は日本の文化、映画に興味を持っています。これまで来日経験がなかったところに話が来て“なんというチャンスだ、招待されて9日間も過ごすことができる”と思ったよ。今朝ショックだったのが、昨日歩いたレッドカーペットに、ウルトラマンが来ていたことを知ったこと。4~5歳のころ大好きだったんだ。(品川が「僕、ウルトラマンと一緒に写真撮ったことありますよ」と差し挟んで「お前なんか嫌いだ!(笑)」と言い返す一幕。)映画的には、黒澤が一番大きな影響を受けた日本人監督だ。小津ももちろんそう。三池もだ」

(C)Marino Matsushima
(ジャーナリスト)――他の皆さんが影響を受けた映画、監督は?

ロバート「もちろん黒澤。また僕が10代のころ、故郷のオーストラリア80年代は映画ルネッサンスでピーター・ウィアー、ジリアン・アームストロングらが活躍していた。イタリアのフェリーニ、ヤングアダルトの頃はスコセージらにもインスピレーションを得ました」

イ・ジェハン「それらに追加すると(笑)、大島渚。デヴィッド・リーン。セルジオ・レオーニ、昨夜彼の話をしたよね(とメンバーたちに)。トニー&リドリー・スコット。アラン・パーカー、エイドリアン・ラインなんかはライティングやスモークを教えてくれた。アントニオーニ、ミケランジェロ。クリストフ・キシェロフスキー、アイゼンスタイン。アニメの押井守…」

ジェームズ「1時間では終わりませんよ、一晩以上かかります」

ロバート「昨日も皆で好きな監督トップ10はと話していて、トップ20,トップ100になったもの(笑)」

エリック「簡潔に言います(笑)。アキ・カウリスマキ。日本では塚本晋也」

デビー「常に私を驚かせるのはポランスキー。毎回違う映画を見せてくれます。スウェーデンやデンマーク映画も、一夜にして映画の撮り方を変えたと思う。低予算であれだけのものを作った。4歳の時に初めて観た「わんわん物語」も忘れられません(笑)」

品川「一番影響を受けたのは深作欣二さん。何百回と観ています。あと、僕は18歳の時に監督か芸人になりたいと思ったんですが、その頃北野武さんが芸人で成功して映画を撮ったので、じゃあ芸人になろうと決めました。監督から芸人になった人はいなかったので(笑)。すごく影響を受けています」

そして審査委員長としてジェームズが「締め」のスピーチ。

ジェームズ「今、さきほど言及しなかった監督の名前で頭がいっぱいになっています()。こういう性格の人間は審査員に向いてないかもしれませんね。それはさておき、僕らが今回求めているのは“希望”です。作品がどう自分を揺さぶるか、期待しています。プレスの皆さんにも大きな使命があると思います。皆さんがあってこそ映画祭のメッセージが広められていくからです。映画はお金がかかるものなので、最終的には興行成績が成功の尺度になるけれど、世界各地の映画祭という“ポケット”でメッセージを送ることもまた大切。そこにはプレスの皆さんの力が不可欠です。応援よろしくお願いします」

*****
ハイテンションで声の大きいジェームズと物静かに語るイ・ジェハンの「真逆」なまでのキャラクターが観ていて面白かったが、メンバー全員に共通していたのが、映画への真の「情熱」。彼らは繰り返し「希望」という言葉を口にしていたが、確かにこの混沌とした世界において、娯楽の形を借りてメッセージを送ることのできる映画は、ますますその内容を問われていると言える。このメンバーでどういう論議がなされてゆくのか。最終日の彼らの審査結果も楽しみになってきた。

Theatre Essay 観劇雑感 「力技」のコメディ経由サスペンス・ドラマ 『The 39 Steps』天王洲銀河劇場2014.10.23



『The 39 Steps』

世間的には現在放映中の『アオイホノオ』(BSジャパン)等、映像分野で広く知られる福田雄一だが、いっぽうでは『スパマロット』『フル・モンティ』『タイトル・オブ・ショウ』と立て続けにミュージカル・コメディを演出。作品の舞台や時代設定を超越…というか敢えて無視し、キャストの外見・経歴に関するギャグから、その時々にヒットしているモノ・コト・日本演劇界の事情までをも「力技」で盛り込み、笑わせるその斬新な手法、「しれっと」感は、演劇界の台風の眼ともなってきている。
『The 39 Steps』
その彼の最新演出作が現在、ロンドン・ウェストエンドでも上演されているストレートプレイ『THE 39 STEPS』。ヒッチコックの同名映画の舞台化で、国家機密漏えいの危機に巻き込まれた男の逃避行を描く。舞台版は、139にも及ぶ役をたった4人で演じるという趣向だ。
『The 39 Steps』
1935年のロンドン。気晴らしにロンドン・パラディアム劇場(近年は『ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート』『オリバー』等ファミリー層に人気の作品がよくかかる劇場)へと出かけたリチャード・ハネイは、発砲事件に遭遇し、いわくありげな美女を自宅へとかくまう。だが国家機密を守ろうとしているという彼女はその晩のうちに殺され、リチャードは容疑者として追われる身に。スパイたちにも狙われ、彼は美女の残した言葉を手掛かりにスコットランドへと旅立つ…。 
『The 39 Steps』
「福田流」の笑いの手法はここでも健在で、今しか通じない(かもしれない)ネタがてんこ盛りとなり、数分間隔で笑いを誘う。主人公リチャード役は出ずっぱりのため、渡部篤郎はさすがに一人一役で演じているが、いわくありげな美女と後にハネイの逃亡に巻き込まれ、恋の相手となるパメラ等4役を水川が、そして残りの134役を佐藤二朗と安田顕が演じている。福田の演出舞台ではいつも、演者がしごく楽しそうに演じているが、今回もその例に漏れず、4人は生き生き。渡部は絶体絶命の状況で初めて生の実感を抱き始める男を柔軟に演じ、しっかりもののパメラが本来のニンである水川は「妖しげな美女」役を妙なハイテンションで面白く見せ、佐藤と安田は役者冥利に尽きるとばかりに怒涛の134役に体当たり。ご本人の中でも「意外にこういう役どころ、合うかも」という発見があったかもしれない。
『The 39 Steps』
特に前半はギャグ満載のためコメディのつもりで観ていると、物語は終盤に近付くにつれシリアスな要素を増し、「敵」に利用された或るキャラクターの哀しい最期、そしてハネイの人生に対する虚無感とほろ苦い別れが、出演者の巧みな演技でしんみりと描かれる。それだけに最後のどんでん返しは鮮やかで、ここで佐藤と安田が行うちょっとした動作が季節感と幸福感をアップさせ、心憎い。ラストの「サンタが街にやってくる」をはじめ、全編に流れるスタンダード・ナンバーも洒落たムードを盛り上げている。